異物混入対策 危機管理セミナー実施
大阪の和菓子製造会社様にて「異物混入対策」「危機管理」のセミナーを開催させて頂きました。
異物混入には機械の破損等による「金属片・ガラス・パッキン」の混入だけでなく、衛星管理の不十分による「髪の毛」や「虫」などの混入も多数事例があります。また洗浄剤や潤滑油の不適切管理によってこれらの混入も考えられます。
こういった事故を発生させてしまったら想像し得ない甚大な被害がかかるという事を過去事例を用いて学んでもらいました。
うちの会社は「大丈夫だろう」ではなく、発生する事が有りうると考え、発生させないためにはどういう設備を入れ、どうシステムを作るのか、管理すべき記録はどうするかというシステム構築が大事です。
また、発生してしまった時の「初動はどうあるべきか」 これを学ぶ事がとても重要です。
過去には雪印乳業が粉ミルクで大規模な食中毒事故を起こしました。また昆虫の混入事故などは多くの企業に発生しています。この時の初動が適切かどうかで、企業のその後の明暗が分かれてきます。
アサヒビールも大きな事例がありましたし、マクドナルド、ペヤング、ネスレも痛い経験をしています。
最近では設備も良くなりAIも発達して聞いたため、逆に「機械に任せっきり」となり、「事態が発生した」時にどう対応したら良いかわからない社員が急増しています。過去の事故事例を学んでいないからです。
定期的に過去の失敗事例を学ぶことは必要です。
今回これと同時に「危機管理」も実施しました。
「危機」と「リスク」は別物です。それぞれの意味と目的を説明をし理解頂いた上で、「危機」の洗出しと評価手法の考え方をお伝えしました。さあ明日以降、実施する事が明確です!
今後も美味しいわらび餅をいつまでも作り続けて欲しいです!
ありがとうございました。